
森果樹園となるとオレンジ
淡路島で約300年前に発見された原種。
発見当時は江戸時代。淡路島は徳島藩だったため、徳島藩主によりその地名から「ナルト」と名付けられました。現在は「淡路島なるとオレンジ」と名称設定されましたが、地元では変わらず「なると」「なるとオレンジ」と呼ばれることも多くあります。
発見からこれまで品種改良されることなく淡路島だけで栽培され、かつては淡路島じゅうで栽培されていましたが、現在の生産者は数えるほどとなっています。

香り高く酸味豊か。
生で食べても、スイーツにも、お料理にも。
果皮の香り高さと果汁の酸味から、料理人素材や製菓素材として好まれています。生食も好まれますが、果実があまり出回らないため幻の柑橘とも呼ばれています。
果実の重さは230g前後。果皮は表面あまりきれいではなくて分厚い。果肉は果汁が多く酸味が強い。薄皮はエグくて苦く、種も多いため、取り除いて食すのが一般的です。

なるとオレンジは旬が2回!
2−3月は加工の旬。
森果樹園のメインシーズン。なるとオレンジの香りと酸味が最高潮に達するのが2~3月。まだ少し皮が固く、果汁も少なめですが、1年間溜め込んだ風味をグワグワと溜め込んでいるのがこの時。マーマレード、オレンジピール、塩漬けなど、皮を煮詰めて加熱加工するならこの時がベストです。
5月は生食の旬。
一般的にはこちらが旬といわれています。3月末〜4月前半にかけて春の雨が降り、暖かくなり、日照時間が延び、光合成が活発になり始め、木が地中から水を吸い上げます。そして実に溜め込んだ風味と酸味が飛び始め、果汁が増えてみずみずしくなり、酸度と甘味のバランスが取れて生食が美味しくなるわけです。

もうこんな風味の柑橘は現れないかも!
樹齢100年!樹幹10m!
なるとオレンジの樹は生命力に溢れ、森果樹園では樹齢100年を超える樹から今も収穫を続けています。樹幹10mにも達する大きな樹もあり、こういった生命力の強さから、皮の分厚さや香り高さ、酸味の高さに繋がっているのではないかと考えられます。
品種改良されて繊細になった近年の柑橘をみていると、もうこんな風味の柑橘は現れないかもしれないと思い、森果樹園はなるとオレンジの栽培と活用、普及につとめています。
ぜひ食べて、使って、一緒になるとオレンジを次の世代に残していきましょう!
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